ハナヘナ


ヘナとは

インドなどに自生するミソハギ科の植物の名です。

和名は、指甲花(シコウカ)・ツマクレナイノキ。

葉を乾燥させ潰し、粉にして水に溶いたものが、古くから儀式などで髪・眉・爪・手足に彩色するための染料として使われており、クレオパトラがヘナを使って髪や爪を染めた、という記録も残っています。

その他にも、アーユルヴェーダ(インドの伝承医学)では、薬草としての長い歴史もあります。

染料となるのはローソンという色(オレンジ色)色素で、そのローソンがタンパク質に絡み付く習性を持っているために、人間の頭髪や皮膚に色が付くのです。

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ヘナは自然の植物なので化学的なカラー剤と違い、ダメージが無く、アレルギーも99.9%ありません。(植物アレルギーの方は可能性あります)

髪を染めるほか、髪にツヤやハリコシを与えてくれるため天然のトリートメントとしても使うことができます。

髪を健康にし頭皮の毛穴の汚れも取れ、育毛効果やボリュームアップなども期待できます。

 

髪や頭皮を傷めず、健康にし、さらに環境にも優しい

それがヘナです!!

 


 

ハナヘナとは

ヘナと書かれている商品がすべて天然成分で安心というわけではありません。

従来のヘナは製造工程の段階で小石や枝が混ざっていたり、透明のヘナ(アワル)を混ぜて量をかさ増ししたりと、粗悪なものが多くありました。

また、天然100%の「ナチュラルへナ」は発色が安定せず時間も回数もかかるため、染まりを良くしようと天然100%を謳いながら、アレルギーの原因となる染料を加えているものが多く、2007年には国民生活センターから全て回収になるような騒ぎまで起きてしまいました。

 

染まりが悪いからといって染料を混ぜ込むのではなく、ヘナの純度・品質を高め、ヘナの良さを最大限活かすためには、より純粋に葉っぱだけを粉にすること。

つまり、ヘナの染まり具合は葉っぱに含まれる色素の量、濃度と関係があります。

品質の高い安全で信頼できるヘナを作るため、ハナヘナでは機械で選別し、さらに人間の目と手で不純物を除去しています。これを手選別といいます。

 

手選別によって、葉の純度・品質が高く、ヘナの良さを最大限高めた信頼できるヘナ、そしてなにより全国の理美容師に一番支持されているヘナ

それがハナヘナなのです!

 

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手選別のハナヘナ
左が手選別をしている風景。
右の写真が左から選別前、機械選別、手選別のヘナの葉っぱ。
真ん中の機械選別だと枝や葉脈の部分が残っていて、一番右の手選別はほとんど不純物が取り除けているのがよくわかります。

 


 

ハナヘナの色

色はオレンジ一色のみです。それに同じ工程で作られるインディゴ(藍色)というハーブを混ぜ、茶色っぽくしたり、黒に近い紺色っぽい色合いにします。

他にはアワルという無色に近いハーブもあります。

この3色でできるだけお客様の希望に沿った色を作っていきます。

 

 

本物のヘナはヘアカラー剤と違いブリーチ剤が含まれていないので、黒髪を明るくする効果はありません。

1度で真っ黒にもならないので(インディゴを何回かすれば近くなります)、1度染めですぐに真っ黒になるヘナは化学染料の混ざったヘナ(ケミカルヘナ)ということになります。

敏感肌の方やダメージヘアで悩まれている方は注意が必要です。

 

 

 

上はヘナ染め。

白髪部分がオレンジ色になったのが分かります。

インディゴの割合を増やすともう少しだけ落ち着いたブラウンになります。

必要な場合は、2度染めをオススメします!

 

 

上は2度染め。

染めた直後は少し緑な感じです。

空気中の酸素と反応し、少しずつ酸化することで、約1日かけて発色します。

 

 

上はハーバルマホガニー(インディゴ:ナチュラル 8:2)。

結構な緑です。

少しずつブラウンになります。

 

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